お墓の材質は基本的に石材でできており、そうそう傷むものでもないからメンテナンスなんてしなくてもいいんじゃないの?とお思いではありませんか?
結論から申し上げますと、メンテナンスは必要です!
なぜなら、石という素材は硬いようですが欠けやすく、長持ちはするが太陽光や風雨で表面は確実に色あせたり荒れていくからです。
近年の石材は加工技術の進歩によって非常にきれいな研磨を可能にし汚れづらくはなりましたが、2、30年程前の石材だと汚れやすく、掃除してもなかなかきれいになりません。
お墓の具合をみて、様々なメンテナンスを提案させていただいております。お気軽にご相談ください。

お墓のクリーニングとは

 古くなった墓石を一度解体して持ち帰り、石材専用の研磨機で一つひとつ丁寧に磨きなおし、再び据え付けます。磨きなおすことでほとんど新品同様になります。これは自社加工ができる弊社の強みです。地震などの災害であちこちかけてしまった、太陽光にさらされて石材表面の色が変わってしまっているなど気になされている方にオススメしています。
 また、高圧洗浄機や墓石用の洗剤を使用しての墓石の洗浄、墓石に刻印されている文字のペンキの塗りなおし・色付け・色落とし、墓地の草刈りなどのクリーニングも行いますのでお気軽にご相談ください。

クリーニング例(磨きなおし)

 作業風景

クレーン付きトラック、もしくは移動式小型クレーンで傷がつかないよう墓石を一つひとつ丁寧に解体していきます。

工場で石材専用の研磨機を使い新品同様に研磨していきます。
自動研磨機や手動研磨機、R加工の部分はハンドポリッシャーを用いて手作業にて仕上げます。

検品をし、問題がないことを確認して現場へ向かいます。
しっかりと水平・垂直を確認しながら据え付けていきます。

クリーニング例(高圧洗浄機)

 作業風景

高圧洗浄機でお墓にこびりついた汚れを落としていきます。
長い年月をかけた汚れは何度も洗浄機をあてることでだんだんと石本来の姿をとりもどしていきます。

クリーニング例(字・家紋の色付け)

 作業風景

文字や家紋の周りを汚れないように養生してから色を塗っていきます。きれいな仕上がりのため、少なくとも二度塗りします。
色を付けるだけで字と家紋は遠くからでも輪郭がはっきりとして気持ちがよくなります。
石種によって字への色付けを勧めるものとそうでないものもありますので、お気軽にご相談ください。

お墓のリフォームとは

既存のお墓を活かしたまま、より美しく、より安全に、よりお参りしやすいお墓にすることをお墓のリフォームといいます。
具体的にはステンレス金具や接着剤などの耐震施工や、雑草対策としてコンクリート打設・石張り、花立の穴あけなどがあります。

ここ20~30年に建てられたお墓は接着剤やステンレスなどでの免震・耐震施工がされているものが多いですが、それ以前の古いものになると石材も接着剤など使用しておらずただくみ上げているだけのものが大半です。地震や雪などの自然災害でお墓が倒れて欠けたり、周りのお墓を傷つけてしまった、といったことが起こる前に早めの対策をお勧めしています。

リフォーム例

 作業風景

こちらの現場では墓石本体のクリーニング(磨きなおし)と、傾いた外柵部分の補修、基礎コンクリートの石張りを行います。


クレーン付きトラック車、または移動式小型クレーンでお墓を丁寧に一つひとつ解体していきます。
クリーニングが必要な石材は一度工場に持ち帰り、石材専用の研磨機で新品同様に磨きなおします。

水平器を使用して水平・垂直を出しながら石材を据え付けていきます。

石材に穴をあけ、ステンレスアンカーを打ち込み、L字型のステンレス金具でしっかりと固定します。地震などの災害によるお墓のズレや倒壊を防ぎます。

石塔本体と上台それぞれに穴をあけ、耐震施工としてステンレス棒をいれます。
石材専用の接着剤もしっかりと充填します。

お墓の引っ越しとは

墓じまいとは

 お墓の魂を抜いて中のお骨を取り出して先祖代々のお墓を解体撤去し、墓地を更地にしてお寺や管理者に返すことを墓じまいといいます。その際、解体の前にお墓の魂抜きを行いお骨を取り出します。
 近年は後継者がいなかったり遠方で暮らしているという家庭が増え、先祖代々のお墓の管理が難しくなっており、「私が亡くなった後、子供や墓地の方に迷惑をかけないように」と、生前整理・終活として墓じまいを考える方も増えています。
先祖代々受け継がれてきたお墓。ご家族・ご親戚の方々とよく相談しての決断をお勧めいたします。

墓じまいにかかる費用は主にお墓の大きさ、立地によって変わってきます。
下に弊社の墓じまいの流れを載せていますが、墓じまいのやり方・流れなど、わからないことがあればいつでもお気軽にご相談ください。

工事例

解体作業について

隣接しているお墓に傷や汚れがつかないようにまず養生作業をしてから移動式クレーンで墓石を一つひとつ丁寧に解体していきます。

クレーン付きトラックが横付け出来ない立地だと移動式小型クレーン車、運搬車等の機械が必要となり、その分の費用がかかります。

基礎コンクリートのハツリ(解体)をしています。普段はブレーカーという切削重機を用いてハツリ作業をしますが、どうしても機械を入れられない現場には削岩機を使用しての手作業になります。

ご先祖様のお骨はとても大切なものなので、可能であれば施主様に拾っていただいております。
どうしても都合がつかない場合、弊社で丁寧に集めさせていただきます。また、ご希望で集めたお骨の汚れや土などを洗浄して骨壺に納めて施主様にお渡しもしています。